能代最終兵器【天空の不夜城】
どもども、勝手に能代親善大使のなまおじです。今回は、土曜日に観に行った【天空の不夜城】についてです。始めに言っておきますが、自分で調べてまとめたものなので、間違いがあるかもしれませんのでご了承ください!
【天空の不夜城】とは?
一昨日の記事でも少しご紹介しましたが、こちらは言ってしまえば、萎れた能代を再び活性化させるための最終兵器と言えるものです。
全国的な知名度はよく分からないので、知らない方も多いことを考慮し、超ザックリ説明しますと、【天空の不夜城】とは、巨大な城郭を模した灯籠です。
元々能代には、古くから続いている七夕行事があり、まさに先日の子供七夕もその一つでありますが、太鼓や笛や田楽と呼ばれる灯籠を持った子供たちと一緒に、巨大な灯籠を引き回して町を歩くという伝統行事があります。
最近までは、巨大な灯籠というのは、こちらの”シャチ”と呼ばれるもので、高さが8メートルから9メートル程のものでした。本来は、もっと高くすることは可能なのですが、現代においては、電線の関係でこれ以上の高さにするとシャチを動かすことができなくなるため、この高さに制限しておりました。
もちろん制限したとは言え、8メートルもあったら電線を潜ることは出来ないので、その時にシャチを倒して潜れる様に進化し、それがまた見物です。
まぁ、今は電線がないので、このように何もないところで倒すんですよねw
そして、不夜城のルーツについてですが、元々は明治時代に名古屋城を模したものが作られ、その高さは17.6メートルと、現シャチよりも圧倒的に巨大なものでした。
しかしながら、既述の通り、電線の関係で小型化を図ることになり、最近まではその存在は、文献や写真上の伝説的なものとなっておりました。
それを平成24年に、能代市101号線の電線を地中に埋めることにより、高さの制限から解放され、平成25年、再び巨大灯籠である【嘉六(かろく)】を復活させたのです。また、その翌年には、2基目の【愛季(ちかすえ)】が誕生しました。
1世紀を超えて復元した【嘉六(かろく)】
まずは明治時代の写真を元に復元された、僕が勝手に初号機と呼んでいる【嘉六】についてです。その高さは、明治時代のものと同様の17.6メートル。名前は、不夜城の原型となる灯籠を作った”宮腰嘉六”から取ったものです。
ちなみに白黒なのでハッキリとは分かりませんが、原型は、現代の嘉六とは少し材質が違うのか、よりしっかりとした作りに見え、本物の城郭のようです。昔の人の技術力高過ぎワロリンヌwww
特徴は、上に団子のような物が刺さっているところです。初号機というものもあり、豪華絢爛とは言え、後述する【愛季(ちかすえ)】と比較してやや控えめで、色が淡く、絵柄もごちゃごちゃしておりません(表現力皆無)。
しかしながら、紅白の鯉や亀、桜、牡丹の花等、縁起の良さそうなものばかりが描かれて、やはり華やかと言えますし、その巨大さは名古屋城を彷彿させます。
日本最大の城郭型灯籠【愛季(ちかすえ)】
そして弍号機の【愛季】です。こちらは嘉六の翌年に作られた灯籠で、その大きさは嘉六を遥かに凌駕する24.1メートル、城郭型灯籠としては日本最大となっております。
名前は、戦国時代の檜山城城主の”安東愛季”から取っており、ちゃんと信長の野望にも存在しておりますw
特徴としてはデカ過ぎなのと、嘉六とは異なりハッキリとした色合い、そしてやたらごちゃごちゃ絵が描かれておりますw
角には蝶が付いており可愛いですね。
また、鯱の数も嘉六よりも多く、下には龍が付いており、これまた縁起が良さそうです。
5階まであるイオンと同じくらいの高さですよ!まさに動く城郭ですね!
と言う感じで、実は初めて動く天空の不夜城を観たのですが、その迫力は今までのお祭りでは経験できないものでした。また、人の多さも尋常ではなく、能代が盛り上がっている感が凄く、個人的にとても嬉しかったです。
ということで、今年の【天空の不夜城】は終了してしまいましたが、この記事を読んで、生で観たいと思ってくださる方がいらっしゃいましたら、来年、是非能代に遊びに来てください!!!
きっとそのうち東北4大祭りの一つとして全国に名を馳せることでしょう!
おまけ
屋台で売っていた”ハタハタメンチ”です。うまそー!
早速、いただきまーす!むしゃコラ。
うむ、大変個性的な味であるwww
何ですかね、このつみれを揚げたやや生臭い感じの食べ物は・・・。これは普通につみれ汁で食べたい味です。
ソースをたくさんかけて食べることをオススメします!
ということで今回は以上です。来年遊びに来た方は、この”ハタハタメンチ”を食べましょう。せば、まんつ!